ひとつなが描く夢

Dream

2010年12月21日、日比谷公会堂にて「みんなの夢アワード2010」が開催され、野口 亮太(現 株式会社ひとつな Co-CEO)は、『ひとつなが描く夢』を語りました。

動画テキスト書き起こし

(司会)
「みんなの夢アワード2010」
次の夢は、この方に語って頂きます。

 

(画面表示)
世界をひとつに繋ぐ
野口 亮太

 

(ナレーション)
この日は都心の公園に出掛けた。
必需品はカメラと黒板。
道行く人を捕まえては悩みを聞いて歩く。

 

野口 亮太
29歳

 

夢は、世界をひとつに繋ぐこと。

 

この日、一人目の悩み。

 

(黒板の文章)
女性の心を開くには、どうしたらよいのでしょう?

 

(ナレーション)
これを写真に収めて、自分のホームページにアップする。

 

野口のホームページ『ひとつな』

 

その内容がこんな感じ
「幸せすぎます どーしましょ!?」
という悩みに、他人が答える。

 

「分けてあげたら??」

 

本気とも取れない悩みに、見ず知らずの他人が答えを出す。

 

(黒板の文章)
「美味しいアイス屋知ってますか?
「31アイスクリーム(Baskin-Robbins)」

 

何とも、優しい空気が漂うホームページだ。

 

(野口)
「こんな答えが!?」っていうのが、けっこうやっててハッとさせられることもあるし、やっぱり自分の予想を超えた時が、聞いてて面白いっていうのは……

 

言葉の問題で、仕事を続けるかどうか

 

(ナレーション)
会社を辞めるかどうか迷っているという悩みに、カップルが答える。

 

(黒板の文章)
負けんな!!
なばぎば!!(Never Give Up)

 

(ナレーション)
他人の悩みで、人の優しさを聞き出す男。

 

(野口)
良いですね、ありがとうございます。

 

(ナレーション)
このやり取りが、世界をつなぐと、信じている。

はじめまして。野口亮太といいます。お悩み相談リレー『ひとつな』というウェブサイトを運営しています。勘の良い方は……「お悩み相談リレー」という言葉だけで『ひとつな』がどういうウェブサイトかお分かりになったかもしれません。

 

まず最初の人が悩み相談を投げかけます。すると次の人はそれに答え、また次の人へ悩み相談を投げかけます。答えて→相談して→答えて→相談して。このリレーの様子を写真に納め、ウェブサイトに掲載しています。今日現在、掲載の8割程は、僕が外で道行く人に声を掛け、撮らせていただいた写真です。

 

僕の夢は、この「お悩み相談リレー」を世界中に広めていくことです。

 

僕がこの「お悩み相談リレー」を始めて、1年ちょっと経ちました。まずは、何故この「お悩み相談リレー」を始めたかについて、お話したいと思います。この「お悩み相談リレー」最初は『ひとつな』ではなく『こどつな』という名前で活動をしていました。

 

「こどつな」

 

聞き慣れない言葉だと思いますが「孤独」と「つながり」という、2つの言葉を組み合わせて作った造語です。「孤独」と「つながり」というテーマですが、僕のちょっとした経験がきっかけになっています。

 

もう数年前になりますが、信用していた友人に裏切られ、それが原因で借金を背負い、自己破産を経験しました。その時、僕は人間不信に陥り、いろんな人を疑ってしまい、常に心が安まりませんでした。そして、将来に対する不安もあいまって、社会の中で、強い孤独を感じました。

 

結局、人は、誰もが、独りきり。

そういう事をよく考えていました。

 

しかし、そういう時に、つながりの大切さにも触れられました。誰かのちょっとした優しさ。友人の何気ない気遣い。今まで当たり前と、見過ごしていた事を、見つめ直す機会にもなりました。

 

「孤独」を知ったからこそ「つながり」に気が付ける。「つながり」を知っているからこそ「孤独」を感じられる。みなさんも、そういった経験があるのではないでしょうか。

 

大なり小なり、誰もが悩みを抱えていると思います。その悩みを、たまには名前も知らない誰かに投げかけて、明るく答えてもらおう。そうやって、悩み相談を人から人につないでいく「お悩み相談リレー」のアイディアを思いつきました。

 

これが最初のきっかけです。

 

実際に「お悩み相談リレー」の活動を始めてみて、まず驚いたのは、参加してくれた人たちが、僕の予想を遥かに超えて、この「お悩み相談リレー」を心から楽しんでくれたことです。

 

さらに、ウェブサイトを見た人たちから、こんなメッセージを戴きましたので、ここで紹介します。

 

ユーモアのある回答で、悩んでいたことが、吹き飛びました。

知らない人同士なのに、皆つながっている。それを見てたら、とても温かい気持ちになりました。

もしかしたら、世界平和のきっかけになるんじゃないかと思います。

 

そういったメッセージを戴き、この活動が誰かの役に立っているという実感を得たことで、僕の中である想いが生まれました。それは、この「お悩み相談リレー」を日本中、世界中に広めていきたいという強い想いです。

 

そして、よりたくさんの人たちに楽しんでもらえるよう「人と人がつながる」という楽しさにフォーカスし「こどつな」から「ひとつな」という名前に変え、今年の10月、ウェブサイトをリニューアルしました。

 

リニューアル後タイミング良く、この「夢アワード」の企画を知り、皆さんに「お悩み相談リレー」を紹介できる機会を戴き、今まさにこの瞬間につながっています。

それでは「お悩み相談リレー」に秘められた、ワクワクするようなビジョンを、3つ、みなさんと共有したいと思います。

 

まず1つ目が、このビジョンです。

 

ここに5歳の女の子がいます。彼女が『ひとつな』に参加してくれました。そして彼女は、誰かに投げかけます。その悩みに誰が応えてくれるのか、全くわかりません。答えてくれるのは、いったい誰でしょう?

 

それはこの人、世界的スーパースター「レディ・ガガ」

「何故レディ・ガガ?」と思われるかもしれません。実はこれ、僕が夢の中で見たビジョンです。目が覚めてからも興奮が冷めませんでした。これが実現したら、年代・国・肩書きを超えて、人と人がつながるということを表現できるからです。世界中に向けて、大きなサプライズにもなると思います。

 

2つ目のビジョンはこれです。

 

宇宙からの悩みに深海から答える。人類が行ける最も高いところと、最も深いところ。場所や空間を超えて、人と人がつながる「お悩み相談リレー」。お悩み相談リレーの内容も未知数。こんな人類初の試みに、見ている人もきっと楽しめると思います。

 

そして3つ目、最後はこのビジョンです。

 

ここは西暦2110年の地球、つまり今から100年後もずっとずっと「お悩み相談リレー」は続いていきます。そしてこの子は、最初に登場した5歳の女の子のひ孫さんです。世代や時代を超えて、人と人がつながっていく「お悩み相談リレー」。

 

西暦2110年の地球で、この女の子は誰になんて相談を投げかけているんでしょうか。また、西暦2110年の人たちは、100年前の「お悩み相談リレー」、つまり今現在の「お悩み相談リレー」を見て、どんな思いを抱くのでしょうか。

 

この3つのビジョン以外にも、ひとつなを使った表現の可能性は無限大だと思います。

 

(黒板の文字)

ひとつな × 想像力 = 無限大

 

「お悩み相談リレー」が世界中に広まり、世界中の人たちが思い思いに『ひとつな』を使って表現を楽しんだら、もの凄く面白いと思います。『ひとつな』が世界中に広まると、いったいどうなるのか。

 

この世界にはまだ、戦争に代表されるような、人と人との争いが絶えません。
その根底にあるのは、お互いの違いを受け入れられないことにあると、僕は考えています。

 

『ひとつな』の描く未来には、人種の違い、思想の違い、文化の違い、そういった、あらゆる違いを超えた所で「人と人がつながる」という壮大な可能性を秘めています。ひとりひとり、違うけど、みんな、どこかでつながっている。その想いを世界中で共有できたとき、この世界から争いが無くなると、僕はそう強く信じています。

 

それでは最後に、今回の「夢アワード」を通して、ある方からメッセージを頂きましたので、ここで紹介します。

 

「サイトを見ていると、温かくて、涙が出てきました。今の時代に絶対に必要なものだと実感しました」

 

僕はこのメッセージを見て『ひとつな』を、世の中に広めていくことの意味を、改めて感じました。人と人のつながりが薄くなった今の時代だからこそ「ひとつな」のようなウェブサイトが求められていると、僕は確信しています。

 

ご清聴ありがとうございました。

(司会)野口さん、ありがとうございました。

 

(野口)ありがとうございます。

 

(司会)あの、お話を聞いていたりとか、この「ひとつな」のウェブサイト見ますと、かなり完成度も高くて、ジワジワと広がってきている感じがするんですけれども、実際にもし賞を今回受賞されましたら、どんなサポートを受けていきたいですか?

 

(野口)この活動を、日本中や世界中に広めていく為には、僕一人では、撮れない場所とか、撮れない人とか、というのが居ると思いますので、広めていく為の運営のチーム、組織作りに協力して頂けたらと、考えています。

 

(司会)はい。賞を取るにせよ、取らないにせよ、是非、少しずつ少しずつ、つながりを増やして、笑顔を増やしていって頂きたいなと思いました。

 

(野口)ありがとうございます。

 

(司会)審査員の方はいかがだったでしょうか? 白石さん、お願いできますか?

 

(白石)はい。野口亮太さん、とても素晴らしいプレゼンテーション、ありがとうございました。イラストもとても可愛くて、あれは、どなたがお描きになったんですか?

 

(野口)友人が描いてくれました。

 

(白石)ご友人に裏切られた、辛い経験をお持ちで、皆さんの前でお話をされにくかったかもしれませんけれども、今日こうしてきちんとお話をされたということは、野口さんご自身がすでに辛さをもう乗り越えられてきたのかもしれない、と思いました。

 

「ひとつな」このお悩み相談リレー、人は色んなことで、悩んでいく、お金のことや、恋愛のこと、人間関係のこと。人から見れば小さな悩みかもしれないけれども、悩んでいる時は、本当に苦しくて辛いものだと思うのですね。

 

心配を掛けたくない友人や両親に、心配を掛けたくないからこそ、逆に言えないという悩みもあるのではないかと思います。だからこそ、一人で、こう悩み苦しんでいくものではないかと思います。

 

知らない人がお答えになることで、距離を置いて、少し冷静になってみることも出来るのではないかと思いますし、今、プレゼンテーションの中にあった「世代を超えて物事を見ること」で、自分が経験したことを若い人達にメッセージとして伝えていくことも出来るのかもしれません。

 

知らない人が答えることで、全く昨日までつながりの無かった人達が、自分を励ましてくれるのだということや、応援をしてくれているのだという気付きを、悩んでいる人は、得ることが出来ると思います。逆に、励ましになっていく、励まされることもあるかもしれません。

 

これからの計画としては「ひとりひとり、違うけど、みんな、どこかでつながっている」という、世界を超えて、世代を超えて、壮大な計画をお持ちだと思うのですね。

 

今、日本語で入力しても、それが、色んな言語に翻訳されるような技術を使えば、世界同時進行で、色んな言語によって、世界からメッセージが返ってくることもある。そういうことによって、世界中の「相互理解」が進むわけですよね。

 

小さい頃から、こういうことをやっていれば、価値観とか、色んな利害とか、そういうものを超えて、みんなでつながっていくことができるのではないかな、という思いで、聞いておりました。

 

さらに、ご発展されることを、お祈りしたいと思います。
どうもありがとうございました。

 

(野口)ありがとうございます。

ひとつなとは?

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